導入(ナレーション)
AI猫生: おーい、ケニさん!!前回の「続きはまた次回」って…完全に逃げましたよね!?
非凡ケニ: いやいや、あの時はプレス機の機差について熱くなりすぎて、気づいたら金型の話をする余裕がなくなってたんだよ!
AI猫生: いや、気づいたならせめて「次回やるぜ!」くらいは言ってほしかったっすよ。
非凡ケニ: すまんすまん。でも今回はガッツリ金型の話をするから、期待してくれ!
AI猫生: ようやくですか!では、思いっきり掘り下げていきましょう!
U曲げ長尺モノの金型設計とその難しさ
非凡ケニ: さて、今回はU曲げ長尺モノの金型設計について徹底的に解説する。 まずはスペックから!
- 材質:SPCC、板厚1mm
- 形状:巾10mm×高さ12mm×長さ1000mm
- 精度要件:
- 底面の平面度:0.15mm以内(ほぼ紙レベル…)
- 側面の平面度:0.2mm以内
- 高さ交差:±0.1mm
- 巾交差:±0.1mm
AI猫生: 1000mmの長さで平面度0.15mm!? これもう、真面目に**「マジかよ…」**ってレベルですね!?
非凡ケニ: 某金型メーカーに相談したら、 「ウチじゃできねぇ~、こんなの自重で反ってしまうよ~」って泣きつかれたぞ。
AI猫生: 泣くのはまだ早いっすよね?ここからどうするかが重要なんだから!
非凡ケニ: そうだ!ということで、どうやってこの地獄級課題を解決したのか見ていこう!
U曲げ長尺モノの金型製作のポイント
1. バックアップの強化
非凡ケニ: U曲げの外側に押し広げる力に耐えるために、強靭なバックアップを付与!
- 焼入鋼使用、曲げ巾の10倍以上の厚み!
- 高さ80mm、ノックピンΦ20を多数配置!
- M20ボルトでガッチリ締結!
AI猫生: それ、金型というより、もう戦艦の装甲レベルですね!?
非凡ケニ: 曲げの衝撃を耐えるには、これくらいの装甲が必要なんだよ!
AI猫生: プレス機の金型が戦車並みになっていく…
2. 板押さえの強化と精度管理
非凡ケニ: 強い押さえ圧を確保し、反りを防ぐためにこんな工夫をした!
- 巾は狭いが、厚みを持たせたノックアウト(パッド・板押さえ)を設計!
- 高精度研磨で面精度を極限まで追求!
AI猫生: 「ノックアウト」って名前、ボクサーが聞いたら反応しそうですね。
非凡ケニ: 間違いなく「オレがやられる側!?」ってなるな。
3. ガスクッションの配置と荷重伝達
非凡ケニ: 板押さえ圧力をしっかり確保するために、
- 12個のガスクッションを配置!
- 1個あたり1052.5kgf × 12個 = 12.63トンの圧力で抑え込む!
- バッキングプレートを厚くし、ガスクッションとノックアウト間に細いピンを設置!
AI猫生: 12トン!?これ、もはや「押さえ込む」じゃなくて「封印する」レベルじゃないですか!?
非凡ケニ: バネ戻りを封印するためにはこれくらいやらんとダメだ!
AI猫生: 封印…まさに伝説の金型。
まとめ(ナレーション)
ナレーション: 今回のU曲げ長尺モノの金型設計のポイントは… ✅ 装甲並みのバックアップ! ✅ ノックアウトで精度管理! ✅ 12トンの圧力で封印! ✅ 変形ゼロのためのストリッパー採用! ✅ シゴキ圧の絶妙な管理!
AI猫生: 今回も超濃厚な内容でしたね!
非凡ケニ: 笑って学ぶのが一番だろ?
AI猫生: 次回はどんな爆笑課題が待ってるのか楽しみっす!