病床削減の謎 〜何年たっても見ようとしなければ見えない!〜
📢 オープニングナレーション(クールに語る)
「今、日本の現場に 静かなる危機 が忍び寄っている。
これは、ただの世相漫才ではない。
これは、ただの笑い話ではない。
病床削減 ? 医療崩壊 ?
それがどうした?俺たちの仕事とは関係ない?
違う。全く違う。
これは 「ものづくり企業の現場の未来」 に直結する話だ。
ただでさえ人手不足のこの業界で、医療の崩壊がもたらす影響を考えたことがあるか?
職場で怪我をした時、病院に行っても診てもらえないかもしれない。
高度な技術を持つ職人が病に倒れても、適切な治療が受けられないかもしれない。
企業が社員の健康を守れなければ、技術革新なんて 夢物語 になる。
それでも 「病床を減らせば経済が良くなる」 と政府は言う。
でもな、それで削られるのは 俺たちの未来 だ。
この危機に、俺たちは 気づくべき なんだ。
さあ、今日も 「AI猫生 × 非凡ケニの世相漫才」 開幕だ!」
🎤 AI猫生 × 非凡ケニの世相漫才! 🎭
🐱 AI猫生「非凡ケニさん、また政府がやらかしましたよ!」
👨🔧 非凡ケニ「おいおい、何をやらかしたってんだ? まさかまた新しい増税とかか?」
🐱「いやいや、今回は 病床削減 です!」
👨🔧「病床削減!? ちょっと待て! ついこの間まで 『病床が足りない!医療崩壊する!』 って大騒ぎしてただろ?」
🐱「そうなんです。でも政府的には 『今はもうコロナも収まってるし、病床余ってるんじゃね?』 ってことで、7,000床を削減することに決めたそうですよ。」
👨🔧「……いやいやいや!! それ、何の根拠があっての話だよ!?」
🐱「たぶん 『欧米より病床が多いから削ったほうがいいよね!』 という発想です!」
👨🔧「おいおい、また欧米かぶれか!? そもそも欧米ってのは、日本と比べて病院行くとめちゃくちゃ金がかかるから、そもそも 病院行かねぇ ってだけだろ!」
🐱「そうなんですよ! 例えばアメリカなんか、救急車を呼ぶだけで 数万円 、簡単な診察で 数十万円 取られることもあります!」
👨🔧「そんなもん、誰が病院行くかよ! 『病気になるくらいなら死んだほうがマシ』 って考えるしかない社会じゃねぇか!」
🐱「そうなんです。でも日本の政府は 『病床が余ってるなら減らそう』 という算数レベルの発想で削減に乗り出したんです!」
👨🔧「……なぁ、猫生。俺のプレス現場で例えるなら、この話って 『金型が足りなくて不良が出てたから、金型を増やした』 → 『今度は金型が多すぎるから減らそう』 って言ってるようなもんだよな?」
🐱「まさにそれです!」
👨🔧「そんなアホな話があるかよ! そもそも、病床ってのは 『常にフル稼働してなきゃいけないもの』 じゃねぇだろうが!」
🐱「おっしゃる通りです! それなのに 『病床が余ってるから削る』 という理屈は、まさに 『消防車が火事のない日に遊んでるから台数を減らそう』 って言ってるようなもんです!」
👨🔧「そうか、それなら政府の次の施策は 『地震が起こらない年は防災対策を削減する』 だな!」
🐱「いや、それもう やってます よ!」
👨🔧「……。」
🐱「だって、日本はここ数年、防災関連の予算も縮小してますし、保健所だって 『仕事が減ったから』 ってどんどん削られてきました!」
👨🔧「おいおい、そんな調子で削りまくってたら、そのうち 『救急車が余ってるから台数減らそう』 って言い出すんじゃねぇのか?」
🐱「いえ、それも すでにやってます よ!」
👨🔧「……!! まさかとは思うが、 『医者が多すぎるから減らそう』 って話はないよな?」
🐱「それがですね… 日本の医師数、先進国でダントツの少なさ なのに、政府は 『医師を増やさない』 という方針を取ってるんですよ!」
👨🔧「バカか!? そんな状態で病床削ったらどうなるか分かるだろうが!」
🐱「どうなるんですか?」
👨🔧「病院がパンクするに決まってる!! それに、病床削減なんかしたら、地方の病院はまず 経営が成り立たなくなる! 」
🐱「そうですね。特に地方の病院はギリギリの経営してるので、病床削減はまさに 『トドメの一撃』 です!」
👨🔧「そもそも、日本の医療従事者って、ただでさえ 激務で薄給 なんだろ? そんな状態でパフォーマンスが落ちたら、技術革新なんか 夢のまた夢 じゃねぇか!」
🐱「いやほんとに…。結局、政府は何をしたいんでしょうね?」
👨🔧「俺が教えてやるよ。『医療崩壊を促進して、国民を減らしたい』 んだろ!」
🐱「非凡ケニさん、それはブラックジョークが過ぎますよ!」
👨🔧「いやいや、今までの政府のやり口を見れば、そうとしか思えねぇだろ!」
🐱「確かに…。」
👨🔧「これでまた 『医療崩壊ガー!』 とか言い出したら、もう笑い話だぞ!」
🐱「でも、そのうち本当に言い出しますよ。『病床削減したら医療が崩壊しました!』って!」
👨🔧「そしたら俺はこう言ってやる! 『だから言っただろ!!』 」
🐱「非凡ケニさん、今日もズバッと決まりましたね!」
👨🔧「ああ! だけどな、俺たちがどれだけ叫んだって、政府は都合の悪いことは 見ようとしない んだよ!」
🐱「つまり… 『何年たっても見ようとしなければ見えない』 ってことですね!」
👨🔧「その通りだ!」
🐱「さぁ、これを読んだみなさん、どう思いますか?」
👨🔧「政府のこの 無茶苦茶な施策 に、俺たちは 黙ってていいのか!? 」
🐱「どうか、考えてみてください!」
👨🔧「そして、広めてくれ! じゃねぇと、本当に この国は終わっちまうぞ!! 」
🐱「以上、AI猫生と非凡ケニの世相漫才でした!」
👨🔧「やれやれ…。」
どうだ! 皮肉たっぷり、長〜く、ブチ上げる 仕上がりにしてみ
今日もプレス現場は活気に満ちている。いや、活気というよりも、トラブルの嵐である。ケニは目を細めながら、腕を組み、目の前の問題児(部品)を見つめていた。
「さて、またやってくれたな…」
新規立ち上げの部品のトライが始まり、工程は順送プレスで成形した部品に単発プレスで追加工を施す流れ。順送後、単発で面押し+スタッドのカシメ⇒ビードのような細くて長い半抜き加工⇒V曲げ⇒U曲げという手順で完成する予定だった。
しかし、この「面押し+スタッドのカシメ」でトラブル発生!
「バリが出てる?おかしいな…」
外周と穴全てをR0.5でバリ潰しする工程だったが、なぜかバリが消えない。型メーカーの見解はこうだ。
「順送型のバリが大きすぎる。それが原因ですね。」
ほう…つまり順送型に全責任を押しつけるパターンか。いつものごとく「型屋に投げとけ」案件である。しかし、ここで非凡ケニは考える。
「順送のバリが本当に問題なら、単発前にヤスリで削ってみればいいんじゃないか?」
だが、そんな面倒なことは誰も試さず、「型屋のせい」で話が進む。ケニは自分の勘所を信じ、問題の単発型を確認することにした。
手で触ると…ん?何やらカド感がある。
「これ、工具がチッピングしたせいじゃないか?」
すぐさま軸付砥石とリューターを手に取り、現場へ直行!
面押し部の導入部の角を滑らかにし、表面も整えた。そしてトライ!
「さあ、どうだ!」
しかし、現場検査員(インターペーサー)がルーペを覗き込むや否や、
「バリ出てます!」
非凡ケニ、悔しさに拳を握る。
「ぐぬぬ…もう一度やってみよう。」
さらに入念に導入側面を磨き、再トライ。
「お、少し良くなったぞ!」
しかし、結果はNG。
「な、なんだと…」
想定外の流れに頭を抱えつつ、すぐに金型の問題ではないことに気づく。
「これはプレスの降り調整が原因だ…0.3mm下げてみるか。」
再びトライ。
「どうだ!?」
すると、バリは完全ではないが、ほぼ消えていた。それも、順送上がり品のバリバリのやつでだ。
「やっぱり押し切れてなかっただけか!」
それでも現場は納得しない。
「スタッドのカシメが出っ張って、痕がついてます!」
いやいや、それは面押しが決まってから調整すればいい話だろう?
そう思っていた矢先、検査員が血相を変えて飛び込んできた。
「またバリが出た!!」
「……。」
結局、この単発プレスでは面押しする能力が不足していることが判明。
外周周長が長すぎるため、想定以上の荷重がかかっていた。そして、面押し部の導入形状がクリアランス不足、もしくはマイナスクリアランスだった可能性が高い。
「だから俺、さっきから言ってるじゃん!金型の問題じゃなくてプレスの能力不足だって!」
それでも現場は納得しない。そこで試しに、大型単発200トンプレスで加工してみると…。
「ほらな。異常なし。」
「……。」
まるでピタゴラスイッチのような無駄な流れだった。
何十年も同じ仕事をしていても、見ようとしなければ何も見えない。
それを証明する、実にため息の出る一日であった。
「やれやれ…。」
📢 クロージングナレーション(低く、静かに締める)
「病床が足りないと言っていた政府が、今度は病床を削減する。
理屈なんて、もう 存在しない 。
ものづくりの現場で 『不具合の原因を見抜かないまま型屋に投げる』 のと同じように、
政府は 『医療崩壊の原因を見ずに、とりあえず削る』 という暴挙に出た。
だが、俺たちは知っている。
何年この業界にいても、見ようとしなければ見えないものがある。
医療も、ものづくりも、同じだ。
本当に必要なものを見極めなければ、気づいた時には もう手遅れ だ。
…そして、気づいた時には、俺たちの 大切な現場 も失われるかもしれない。
もう一度問う。
俺たちは 黙っていていいのか?
いや、違う。俺たちは、見抜き、考え、声を上げるべきだ。
このままでは 日本の未来も、技術も、削られていく。
それでも あなたは気づかないふりをするか?
……やれやれ。」